現在使用されている R134A に代わるガスとして、
HFO-1234yf (R-1234YF) が実用化され、切り替えが始まりました。
R134Aに比べて環境への負荷が少なく、地球温暖化に影響のないガスとされております。
温暖化が真実かどうかについては個人的には疑問を持っており、SDGsとかの世の中の流れについても思うことはございます。
ですが、エアコンガスが変わるという現実は起こっており、進行中です。
すでに HFO-1234yf への切り替えは 2017年よりヨーロッパ車が先行し、
日本車では 2018年の新型車より本格的に切り替えが進んでおります。
今後、改正フロン排出抑制法に基づき、R134a使用車を、
2019-2023年で10%
2024-2028年で40%
2029-2032年で70%
の削減が義務付けられておるのです。
トヨタはカローラやクラウン、RAV4、YARIS
ホンダは N-WAGON ダイハツはタント、スズキはハスラー。三菱は デリカD5
すでに新ガスエアコンが搭載されております。
うちでも取り扱いが始まりました。
個人的な昔話ですが、過去にR12 から R134a に切り替わったとき、
私はまだ広島の部品会社の新入社員でした。
その時は、R12は大量に会社の倉庫に余っており、
1個(200g)180円とかで大量に売りさばいた思い出があります。
アタマの中に「これ価格高騰するんじゃないか」ってあったんですよね。
1年後、その予想はその通りになってしまいました。
R12はひとカン1,500円からどんどん値上がりして、すぐに3000円になってしまいました。
15倍という投資対象であったのか、と自分で買っておけば、と後悔したものです。
今回は段階的に実行されるため、急激な価格高騰は起こらないでしょう。
ですが、いずれ価格が高騰することは考えられますよね。
大いに悩んでみたいと思います(笑)