尊敬している取引先のホームページで
「モットー:ファーストペンギンであれ」
と書いてあるのを見つけて、共感し嬉しくなりました。
(私はラストペンギンというくらい臆病なのですが…)
ファーストペンギンというのは、経営用語的な例え話で
最初に海(市場)に飛び込んだペンギンのこと。
最近よく耳にする言葉な気がします。
海の中には天敵のシャチがいるリスクもあるけど
最初に勇気を持って飛び込むことで食べ物にありつける。
新しい市場を切り開いてイノベーションを起こすベンチャー的な行動をする人の例えらしいです。
あれ、何で例える動物が「ペンギン」なんだろう?
ってちょっと考えてみたんですが
出来ないことが多いから、ではないでしょうか。
ペンギンは飛べないです。
それによちよち歩きです。
これは自戒なんですけど、ぼくは周りを見ては
「飛べるあの人」「走れるあの人」を見て
憧れたり、うらやましく思ったり、あの人みたいになりたい、
なんて思ってしまいます。
まわりと比べて「出来ない」ことにコンプレックスを感じてしまうものですが
「飛べるあの人」だって走ることは出来ないかもしれません。
ペンギンは陸では最弱ですけど、下関にある海響館(水族館)に行ったとき、
海の中で猛スピードで自在に泳ぐペンギンを見て驚きました。
もし「コンプレックス感じて、飛ぶ練習するペンギン」がいたら
意味ないことしてるなあって思いますよね。
そんなバカペンギンな自分。
アホだなあって思います。
果敢に飛び込むだけがファーストペンギンではなくって、
自分の出来ないことでは勝負せずに、
自分の強みが生かせる海に飛び込む人のことがファーストペンギンじゃないかと。
最近そんな考えを、やってるバンドで曲を作ってみました。
飛ぶことは出来なくても、歩く姿が間抜けでも、
自分の得意な海をみつけたら勇気を持って飛び込もう。