リビルトタービンに載せ替えたらパワーが落ちた気がする、
とか
昔は速かったのに今頃元気がなくなった気がする、
とか
中古でターボ車買ったけど、なんかパワーが無い。
でも普通には使えるし、故障とかの問題はない。
白煙が出るわけでもないし、異音もない。
やっぱりリビルトって純正よりも悪いんだろか?
ターボ車に乗ってるとこんなことってありませんか?
こんなときは、一度「ブースト圧漏れ」をチェックしてみると良いかもしれません。
タービン回りには多くの細いバキュームホースが出ています。
これらのホースはブースト圧力を伝えていますが、経年変化で劣化し硬化します。
リビルト等に交換される際に、外されたバキュームホースを再度タービンに取り付けることで
ホースに亀裂、穴が発生したり、硬化したホースとパイプの隙間からエアー漏れしたりすると
ブースト圧が逃げてしまい本来の性能が発揮できません。
(見えないような小さな穴でも、圧漏れが発生します)
古いターボではホースが固着していることも多く、
その場合、古い方だとエアー漏れは逆にしてなかったりします。
下手したら、ブースト圧でホースがスポって抜けてることも。
実際にうちの会社の実験車両で何度もありました…
ホースが抜けていても 0.5kg/cm3くらいのブースト圧は出てるので
気がついていない人は多いかも。
その場合、ネジ式ホースバンドでホース取付部を強化する、
ホースを交換する、など処置することで改善することがあります。
同様にエキゾーストマニホールドの割れや、タービン接合部のネジが均等の力で接合されてない、
といったことでも、ブースト圧漏れが発生します。
ホースをチェックしても改善しない場合は上記ご確認ください。
ブースト圧漏れチェックは、どこから漏れてるか分からないためモグラたたき状態になり
非常にめんどくさいです。
しかし、ブースト圧漏れは、気がついていない方も多く、
リビルトタービンを売ってる方からすると非常にもったいない。
ターボ車が遅いなあ、と感じたときは一度チェックしてみてくださいね。