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トヨタが考える2030

東京オリンピックの選手村で、ついにトヨタの無人バスが登場しましたね。

 

我々自動車業界に生きる者にとっては脅威ですが、
テスラや中国のEVなどよりもいち早く、世界に印象付けをすることが
出来たことは、非常に良かったのではないでしょうか。

 

最近トヨタが考えている2030年の自動車の世界の状況が少しずつ明らかになってきました。

 

私が得ている情報を共有しますので、一緒に未来の自動車整備の業態を考えていく
一助になればと思っておりますので、ご興味あられましたら一読ください。

(間違った情報もあるかもしれませんので、新たな情報があれば教えてください)

 

結論から言うと、トヨタはJRに取って代わる存在を目指しているかもしれません。

 

簡単に言うと、
自動運転のタクシーが道路を走り回っており、
スマホで呼んだらすぐ来る。
料金はJRよりも若干高いくらいの料金を設定しているとのこと。

 

これによりJRも新幹線以外は消滅します。

 

これが実現すれば、自動車を買う人はどんどん少なくなるという
ストーリーを描いているらしいです。

 

すでにトヨタはラインナップをどんどん縮小しており、
生産終了を連発しています。

 

 

 

これはトヨタで真面目に実現可能であるということで会議されていることです。

 

私が過去のブログでも注目していた、電気自動車についてですが
(リンク先は過去ブログ「ガソリンエンジンは無くなるのか??」)

 

意外なことに、トヨタは動力については何でも良いと思っているようで、
電気、ハイブリッド、ガソリン、水素とその時に最適な発動機であれば
何でもよく、肝は「自動運転によるタクシー会社になる」ということがゴールのようです。

 

我々整備業界は、トヨタのこのチャレンジをどう考えていくか?

 

もちろん2030年に技術的には可能なんだろうけど(今でも可能だろうけど)
法整備、タクシー業界やJRなど旧勢力からのバッシング、
自動車を愛する人々など、色々なことに足を引っ張られ、2040年になるかもしれません。

 

2030年に「自動車を持たない」というライフスタイルが始まったとしても、
「だからこそ自動車を持ちたい。古い車に乗りたい」
というカウンターカルチャーが発生することも確実と思います。

 

それらの状況とどう付き合っていくのか?
整備業界はどう対応していくべきなのか?

 

スマートフォンの登場が、Amazonの登場が、色々な業界を破壊したのを
我々はこの10年間で見てきました。

 

ついに自動車業界が「破壊」という「変革の時代」を目前にしているのです。

 

大丈夫。まだ準備期間はあります。

 

皆さん、考えましょう。乗り切っていきましょう。

 

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<夏季休業のお知らせ>

–【休業期間】——————–
8月12日(木)から8月16日(月)まで
※ドライブシャフト ロードパートナー製品がご要望のお客様はメーカーが
8/7(土)から8/16(月)まで休業のために発送ができませんのでご了承お願いします。
————————————–
8月17日(火)より通常どおり営業いたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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運転する楽しさ

うちのスポーツタービンキットのテストもひととおり終わり、
今では単なるコンビニへ行くサンダル代わりになってしまったうちのカプチ。
(ローラースケート付サンダルですがW)

 

ギアを変える度に、ロボットを操縦してるみたいで楽しい。

 

交差点でブレーキ踏んで、シフトダウン。

 

交差点出口からアクセル踏んで、シフトアップのとき
軽く次のギアに押し当ててたシフトノブが、回転数があった瞬間に
吸い込まれるように次のシフトに入ると最高。

 

毎日、ちょっとずつ上達するように心がける。
1速→2速とか、3速→2速が難しい。

 

正直、運転はそんな上手くはないんですが、
上手くなくても、誰と比べるわけでもなく楽しいのが自動車である。

 

タコメーターを見なくても、音で判断してシフトできるようにしよう、
とか、勝手に目標立ててやってると、上達してる気がする。
べつにスピードは出さなくていい。のろのろで十分。

 

エンジンの音、タービンが空気を吸う音、ガードレールから響く排気音。
カーステからはスライ&ザ ファミリーストーン。

 

気持ちいい。

 

でも、オープンで走るにはキツい季節になっております。

 

 

 

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カーエアコンのガスが変わります

現在使用されている R134A に代わるガスとして、

HFO-1234yf (R-1234YF) が実用化され、切り替えが始まりました。

 

R134Aに比べて環境への負荷が少なく、地球温暖化に影響のないガスとされております。
温暖化が真実かどうかについては個人的には疑問を持っており、SDGsとかの世の中の流れについても思うことはございます。

 

ですが、エアコンガスが変わるという現実は起こっており、進行中です。

 

すでに HFO-1234yf への切り替えは 2017年よりヨーロッパ車が先行し、
日本車では 2018年の新型車より本格的に切り替えが進んでおります。

 

今後、改正フロン排出抑制法に基づき、R134a使用車を、

 

2019-2023年で10%
2024-2028年で40%
2029-2032年で70%

 

の削減が義務付けられておるのです。

 

トヨタはカローラやクラウン、RAV4、YARIS
ホンダは N-WAGON ダイハツはタント、スズキはハスラー。三菱は デリカD5

 

すでに新ガスエアコンが搭載されております。
うちでも取り扱いが始まりました。

 

HFO-1234yf R-1234YF 新エアコンガス クーラーガス フロンガス 200g 4缶セット

 

個人的な昔話ですが、過去にR12 から R134a に切り替わったとき、
私はまだ広島の部品会社の新入社員でした。

 

その時は、R12は大量に会社の倉庫に余っており、
1個(200g)180円とかで大量に売りさばいた思い出があります。

 

アタマの中に「これ価格高騰するんじゃないか」ってあったんですよね。

 

1年後、その予想はその通りになってしまいました。

 

R12はひとカン1,500円からどんどん値上がりして、すぐに3000円になってしまいました。
15倍という投資対象であったのか、と自分で買っておけば、と後悔したものです。

 

今回は段階的に実行されるため、急激な価格高騰は起こらないでしょう。

 

ですが、いずれ価格が高騰することは考えられますよね。

 

大いに悩んでみたいと思います(笑)

 

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オイルフィルターの径について

届いたオイルフィルターが全く違う!

 

と言われてしまうクレームがわずかばかり起こることがあります。

 

整備士様など、詳しい方にとっては常識なのですが、

オイルフィルターの径は、びっくりするくらい差があるものなのです。

オイルフィルターのメーカーによっても違いますし、

純正品でもひと回りもふた回りも大きさが違ったりするものも存在します。

 

なぜこういうことが起こっているかというと、

オイルフィルターの性能が向上したため、どんどん小径化が進んでいるんですね。

 

しかし「これ大丈夫なん」ってなってしまう気持ちも分かります。

あってはならないことですが私共が間違って出荷、ということもあるかもしれません。

 

そんな時は届いている品番を確認の上、ぜひメールにて質問ください。

素早くご回答させていただきます。

 

また、箱に書いている車名が全く違う、ということも不安にさせる要因ですよね。

当然ながらオイルフィルターは多数の車種に使用できますので、

使用できる全部の車種を箱に書ききれない、というのが現実です。

 

そんならメーカーには箱に車名書かないでもらいたいのですよね。まぎらわしいので。

 

そういうご不安な時もメールいただけましたらご返信差し上げます。

 

さて、最近弊社オイルフィルターはご要望により3個セット、5個セットを販売開始しました。

1個だとどうしても送料分が乗っかってお得ではないのでセット品でしたらお得なお買い物ができると思います。

ぜひともチェックください!

エンジン オイルフィルター オイルエレメント アウトランダー CW4W 1P07-14-302C MD360935 5個セット

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DR30 スカイライン レトロフィットキット販売開始

DR30 スカイライン

いわゆる鉄仮面と言われる古いスカイラインの

レトロフィットキット(R134aガス用エアコンキット)販売開始しました!

 

スカイライン DR30 レトロフィットキット R134A ガス用 エアコンキット

 

こちらを製作している工場は、社外秘により名前は明かせませんが、

カーエアコン界では有名な所です。

 

どこも直せないというコンプレッサーなどが集まってくる知る人ぞ知る工場。

もし他のお車のレトロフィットキットを作って欲しい!

などご要望がございましたらぜひ連絡ください。対応可能かもしれません。

 

こちらの商品、非常に貴重なパーツでリビルトされておりますので、

先に部品を工場に送っていただく必要がございます。

下取り(コア)が返ってこなかったら存続不能の商品ですので。

(届いてからの発送は速いと思います)

 

さあ、せっかく製作して頂いたからには売らなければなりません。

頑張って売って、どんどん別車種の新商品に繋がっていければいいなと思います。

 

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自動車の未来が見たい

先日VRを体験してきました。

我ながらアホな写真です。

 

VRのアトラクションをいくつか体験してきたんですが、

三半規管と水平感覚がリンクせずに立つのも難しく気持ち悪くなり。

つまりそれほど、錯覚させられていることが分かりました。

 

シリコンバレーでは網膜に映像を映し出すっていう技術が研究されてるらしく。

スマホやPCの画面も自分の視界にのみディスプレイされるっていう。

 

 

網膜に8Kの映像を出したら、現実との見分けがつかなくなるんだって。

 

 

そしたら実際に移動する、っていう意味が薄くなってくかもしれない。

ドローンが自分の行きたいところに行けば、自宅に居ながらアフリカでも南極でも体験が出来てしまうっていう時代が来るのだろうか。

 

 

すでに買い物とか仕事とか、インターネットのおかげで「距離」っていうハードルが
あらゆる分野で無くなった気がする。

 

 

誰かが言ってたけど、インターネットって実は「乗り物」で

人類は、馬、船、自動車、飛行機、と乗り物を開発するたびに、飛躍的に文化が前進してきて

ネットは移動そのものをしなくても良くなる究極の乗り物だそう。

 

なるほど!

 

 

我が社のいる自動車業界は、

インターネットの普及が超が付くほど遅れていて、

メール送っても、送った後に電話しなけりゃ読んでくれない。

それどころかファックスが主流。

いまだに写真とか真っ黒なファックスが来ます。

 

クルマ自体だって、ナビはガラケーかよっていう性能だし、

自動車の作り自体が、とても2021年って感じじゃないアナログの固まり。

 

なんでなんだろう、って思ったんだけどもしかしたら
「インターネット」が新しい乗り物であるということに気がついているからなのかな。

 

かつて自らが淘汰した馬車のように、新しい乗り物にやっつけられるということが本能的に分かっているからかもしれない。

自動車業界はネットに対して「新種に淘汰される」という恐怖からの拒絶だったんじゃなかろうか。

 

この大変革の時代に自動車部品の仕事が出来ているのは面白い。
スリルありすぎで、ヴァーチャルなんかに負けないリアル感。

 

10年後、うちの会社がどんな会社になっているのか、
私も分からないけど、日々一生懸命生き抜いて、

 

自動車の未来が見たいと思うのです。

 

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実現させるのが難しい(仕事論)

やらなきゃならないことが山積み。

どれから手を付けていいのか分からない。

ちょっとそんな日々です。

 

 

いつもか(笑)

 

 

ちょっとだけ、そういう時のやり方の答えが

見つかったような気もするので書きます。

 

 

経営者にありがちな病気みたいなものがあって

 

 

前の仕事がぜんぜん形になっていない状態なのに

次の仕事の構想を作っていってしまうという。

 

 

そして出来かけの中途半端な構想が頭の中にぼんやりと

大量にあるっていう。

 

 

脳内にある沢山の実現していないスゴい構想たちを

外の世界に出さぬまま、脳は次のスゴい構想を考えはじめ

インスピレーションが降りてくる快感を感じて「オレ天才や」

って自己陶酔。

 

 

そして作った脳内の名案はいつしか

世に出ぬままにひとつひとつ消えていく…

 

 

他ならぬぼくがそうなのですけど、みなさんもありませんか。

お仕事にかぎらず。。

 

 

多分、発想することや思いつくことって気持ちが良い。

実現した未来を妄想するのもワクワクします。

でも実際に実現していくのって大変です。

 

 

メンバーに伝えて、分担して、ミーティング繰り返して

パッケージングして、宣伝して、管理して、

その過程で思わぬ障害が出てきたりするし。

 

 

それが現在の自分です(笑)やることいっぱい!

 

 

なのに脳内は次なる新たな大発案を考え続けている…

その方が気持ちが良いからです。

たぶんドパーミンとかドバドバ出てます。

 

 

ぼくがいつも陥っては前に進めなくなる原因です。

同時に色々なことに手を付けて、何も実現しないという。

 

 

人生振り返ってみると、

実現しなかったスゴいアイデアでいっぱいです。

 

 

今後、そうならないように、(とくに今)

ちょっとシリーズ化して書いてみようと思います。

書いてる間は気をつけるかなと。

 

 

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カッコいいと思える方に行こう

HONDA S660用のスポーツタービンキットです。

 

うちの「EFFECTOR」っていうチューニング用品のシリーズ。

製品名「OVER DRIVE」

強化アクチュエーター「BOOSTER」搭載モデル。

 

 

自動車部品を見て「かっこいい」と思う私は

相当毒されてますね…笑

ターボサービスオキさんが作った逸品です。

 

 

うちの会社は完全にガソリンエンジン部品の供給に舵を切りました。

世の中の同業者はバッテリー、タイヤ、ドラレコ、アクセサリー、

ケミカルに舵を切ってますが、うちは全部捨てました。

テスラモーターズのイーロンマスクに憧れていながら、あえての逆サイド

 

 

予測では、この10年以内にEV(電気自動車)があっという間に

世界の主流になっていくんではないかという厳しい予測もしてます。

 

 

EVが主流になったら、こういうターボチャージャーみたいな部品って

メイン市場からは見向きもされなくなると思います。

 

 

そんなはずはない、という意見も聞きますが、

10年前に、スマホが世界を席巻するとは思えなかった。

 

 

スマホにモーターとタイヤがついたような車、EVは、

テスラのような会社が広めるのではなくって、

安い中国製スマホのようなEVが大量に出回って、変革するのかなと。

 

 

シリコンバレーでは次世代EVの標準OSを勝ち取るために

切磋琢磨しているらしいです。

 

 

思うんですけど、音楽もテクノロジーの変化で進化もしています。

シンセが出た頃には、生楽器が必要なくなる、であるとか、

打ち込み、とか出てきたころには生演奏が無くなる、であるとか

今ではAIが作曲するんじゃないか、とかいうのも聞いたことあります。

 

 

テクノロジーの進化で、必ず変化や革新は起こるんですけど、

「それだけ」になったことは一度もなかったと記憶してます。

 

 

人はどこかアナログなものを求めていると思うんですよね。

人の技術だったり、人の手心だったり、かけられた手間であったり。

もちろんEVや打ち込みにそれがない、と言ってるのではないです。

 

 

どんなにギターアンプがモデリング機能が良くなっても

マーシャル1959の真空管が熱くなった「サー」というノイズが無いとダメ

という人もここにおるし(笑)

 

 

人は完全な便利が手に入ると不便が欲しくなるという部分もあるかなって。

 

 

EVが自動運転で走り回る未来の世界で。

マニュアルミッションの古いHONDA S660から降りてくる風景って

ぜったいカッコいいと思うんですよね。

オーバードライブはガソリンエンジンの部品をやっていくっていう決意の製品です。

 

 

先日同じ業界の方とも昨日話したんですが、

世の中についていくよりも、カッコいいと思える方に行こうって話しをしました。

 

 

イーロンマスクの作ったテスラ(EV)は…めっちゃくちゃカッコいいんだけどね。

ぼくたちは違うカッコよさへ。